SPICY GARDEN

陶芸分科会女子......あれから30年!

陶芸(陶磁器)本のレビュー

「陶芸考」 清水穣 現代思潮新社

この本の内容 1920年代頃からを現代と捉え、 陶芸家たちの歩みを評論家が解説 日本の現代陶芸は、柳宗悦らの民藝運動と、 荒川豊蔵、加藤唐九郎による桃山陶復興に 発している。 両者ともに、現在に到るまで 多くの陶芸家や陶磁器愛好家の 価値観に影響して…

「人気陶芸作家の凄技ファイル」 陶工房編集部編

この本の内容 化粧・泥彩の技法の作家 絵付けの技法 彫り・焼き締めの技法 釉彩・影青の技法 それぞれの技法の作家が4人筒紹介されている 私の感想 一番手に紹介されているのは しのぎ・粉引の技法を使った 美しい皿を作られる 後藤義国さん。 「しのぎ」と…

「陶器風ブローチ&アクセサリー」イワクラケイコ 文化出版社

この本の内容 オーブン粘土を使用したブローチの作り方 モチーフは鳥、お花、ちょうちょ、 ウサギ、どんぐり、リス 猫、きのこ、雲など 材料と道具について オーブン陶土、アクリル絵の具、 アクセサリーパーツ、その他写真つきで解説 基本の作り方、模様の…

「豆皿のある暮らし」 遠藤文香 宝島社

この本で学べる事 豆皿を使ったテーブルコーディネイト この本の内容 真似するだけで、 すぐにお洒落な食卓に変身するアイデアがたくさん。 料理を載せるだけではない、 豆皿の使い方が紹介されています。 私の感想 豆皿とは手のひらサイズのお皿の事。 一つ…

「陶芸 ろくろのテクニック」マリーチャペロウ グラフィック社

この本で学べる事 均一な厚みでろくろを挽く方法 高台の種類と作り方 蓋の種類と作り方 この本の特徴は、 ろくろ成形が分解写真になっていることと、 それぞれの段階での断面図が見られる事です。 特に、高さを出して行く途中で 壁の厚みがどうなっているの…

「ろくろ成形のツボ」杉山佳隆 誠文堂新光社

この本で学べる事 ろくろの基本原理 職業訓練校の授業 ろくろの基本原理について 「ろくろは物理学である」 回転する盤面上の物体(粘土)は 力の作用で形を変えるにすぎない。 遠心力と、 手で加える力が加わって 土の形が変わる。 職業訓練校の授業 訓練校…

「電動轆轤マスターブック」横浜いずみ陶芸学院 誠文堂新光社

陶芸を始めて2年間は、 手捻りをしていました。 テーブルの上に置いたろくろを手で回しながら、 その上に作品を作ります。 手で回しても、かなり高速で回ってくれるのですが、 どうしたって時間がたてば、 速度は落ちてきて、 止まります。 それをまた 力一…

「うつわの教科書」 エイ出版

ディスカバージャパンのムック本です。 現代の器から、骨董 そして民藝の知識が詰まった本で、 写真も美しく、眺めたり、読んだりしてます。 民藝については基礎から丁寧に まとめてくれています。 あまり知識がなかったので、 今のところの感想は 「へー、…

「和の器」 家庭画報特選

厚さ2センチの大型本。 重くて、手に持った状態では読めないこの手の本ですが、 陶磁器、木の器、漆塗り椀、ガラスの器と 和の器えらびに必要な知識がぎっしり紹介されています。 種類、呼び方、歴史などに加えて 取り合わせ(コーディネート)の仕方、 人…

「粘土を編む」宮井和子 マコー社

粘土を伸ばしてひも状にしたものを編む事で面状にし、 カーブをつけて籠やバスケット状にした作品と、 人形やアクセサリーにした作品の数々の写真と 作り方が載っている本です。 食器ではないものを作るのもおもしろかなと思い 読み進めて ふと気づくと、ど…

「らくらく七輪陶芸塾」左古文男 日東書院

先日、時短陶芸の本を読みました。 それは、電子レンジと七輪を使うことで 叶うわけですが、 七輪は使ったことが無いので どんなものかと思って手に取ったのが本書。 七輪の使い方よりは、 どちらかというと、成形方法に多くのページが割かれているのが ちょ…

「もようで楽しい陶芸」 島田文雄 佐伯守美 豊福誠 視覚デザイン研究所

陶器に模様をつけるというと 筆で絵を描く事を思い浮かべますが、 他にもいろいろな方法があります。 この本に紹介されているのだけでも5種類。 違う色の土を使う(練り込み) 彫る 貼る 象嵌(ぞうがん)する 化粧土を使う 練り込みは どの色をどの位置に…

「陶芸の釉薬 336の色彩帖」 誠文堂新光社

作品の制作に入るとき、 最初から色と形を決めて制作に入る事もありますが、 素焼きが終わってから釉薬を選ぶ事も多いです。 とくに、初級のころは、 課題となっているものを成形する方法を覚えることに 重きをおいていますので、 作る前から色まで考えてい…

「型紙でかんたん陶芸 歳時を彩る 陶飾り」 両角香 誠文堂新光社

表紙にある陶器のかわいい置物たち、 これ、ぜーんぶ! 型紙を使って簡単にできるという本です。 お正月の「鏡餅」 「おひな様」、「兜」 ハロウィンの「ジャックランタン」 クリスマスの「サンタ、トナカイ、ツリー」 干支の十二支もぜんぶ揃ってます。 個…

「アジア陶芸史」 出川哲朗 中ノ堂一信 弓場紀知 昭和堂

陶芸の芸って何?! ずっと疑問に思っていた事です。 陶芸ってなぜ「陶」の「芸」って言うのかなと。 陶芸家は「芸人」の中に含まれるのかな?と。 なんだか、しっくりこないのです。 この本が教えてくれたのは 陶芸の芸は、芸術の「芸」だということ。 まえ…

「絵付け図案集2 四季の器」編集部 編 マール社

お皿やカップに絵付けをするときは、 基本的に筆で書きます。 ペンでもうまく掛けないのに、 筆になるともう 手も足も出ない!ほど 難しいです。 どんな絵がいいのかも 思いつかなくなります。 さらさらっと書いた風なのに、 しっくりくる絵とは どんなもの…

「骨董ハンター南方見聞録」 島津法樹 講談社

陶磁器の価値は どのように決まるのか。 そんな疑問から、手にした一冊。 骨董品についてあれこれ説明した本は 難しすぎるので、 読み物として楽しめるものから 始める事にしました。 アジア旅行に興味もあり、 「南方見聞録」というタイトルにも 惹かれたか…

「10分陶芸」吉田明 双葉社

陶芸は作品になるまで時間がかかりすぎだと感じることがあります。 成形して 乾燥して 素焼きして 釉薬かけて 本焼して この肯定で、陶芸教室だと最短でも1ヶ月。 焼成のスケジュールによっては2ヶ月ぐらいかかります。 それが、この本で紹介されているやり…

「簡単にできる オーブン陶芸」伊藤珠子 倉田てる子 酒井智子 関田寿子 誠文堂新光社

オーブン陶芸と、陶芸の違いで 一番大きいのは、 オーブン陶芸では、 釉薬をかけない。 ということ。 最後に透明なコーティング材を塗ってつやつやにしたり、 そのままの状態で、テラコッタ風だったりします。 オーブン陶土には、 最初から土に色がついてい…

「暮らしを楽しむ オーブン陶芸」 ONDORI

オーブン陶芸とは、 家庭用のオーブンで焼き上げることのできる陶土を使って作る陶芸のことです。 通常の陶芸で作る作品のほとんどは、 オーブン陶芸でも作れます。 そして、その逆もしかり。 なので、オーブン陶芸の本の作品は、 陶芸作品のヒントになりま…

「趣味の陶芸 うつわ作り」 新堀恵理 村石奈津代 ONDORI

ほっこり現代風な和食器の表紙が素敵な本です。 中に紹介されている食器、ポット、花器もどれも暖かみのある風合いでありながら、使い勝手がよさそうなものばかり。 写真が綺麗で見飽きないです。 それぞれの器の土の種類、釉薬の種類が記載されているので、…

「はじめての陶芸」 Gakken

陶芸をやってみたいと思った事はありますか? 自分で気に入ったデザインの食器が作れたらたのしそうだなって。 同時に陶芸って自分に出来る事なんだろうか、 と思ったらこちらの本をめくってみると すごくよくわかると思います。 陶芸の、道具も材料も手順も…

「おいしい和食器」 西山平夫 文化出版局

これから和食器をそろえたい人、 または食器棚の中を入れ替えて必要な物でそろえたいと思っている人に 役立つ本です。 そろえる物は、 まずお茶碗、 パスタやトンカツなど盛れる7寸皿(直径21〜24センチぐらい) 取り分けおかずを盛る大皿 取り分ける銘…