粘土を伸ばしてひも状にしたものを編む事で面状にし、
カーブをつけて籠やバスケット状にした作品と、
人形やアクセサリーにした作品の数々の写真と
作り方が載っている本です。
食器ではないものを作るのもおもしろかなと思い
読み進めて
ふと気づくと、どこにも焼成のことが
書かれていません。
よく見たら、
サブタイトルが
「焼かない陶芸」でした。
ありゃ(^^;
通常、陶芸では素焼きと本焼きをすることで
土の強度があがります。
焼かない陶芸では、
石粉粘土(せきふんねんど)というものを使うそうです。
Wikipediaによると、
石粉粘土とは、石を粒の均等な粉状に砕き、接着剤など薬品を混ぜて粘土状にしたもの。
とのこと。
手芸店で購入できる物ですが、
最近では100均でも似たような物があります。
成形後にアクリル絵の具を塗って仕上げるそうです。
焼かないので、
自宅ですべての作業が完成できるのが
魅力です。
全体的に
西洋陶器のイメージの作品が
多く掲載されています。
私の目が止まったのは
手桶。
木の片手桶の形で、ウェスタン風なのですが、
桶の部分にくしで筋目を入れているところや
鋲のようなものが装飾されていて、
なかなかにカッコイイ雰囲気が気に入りました。
これは陶土で作って焼成したら
いい感じになりそうな気がします。