SPICY GARDEN

陶芸分科会女子......あれから30年!

「粘土を編む」宮井和子 マコー社

粘土を伸ばしてひも状にしたものを編む事で面状にし、

カーブをつけて籠やバスケット状にした作品と、

人形やアクセサリーにした作品の数々の写真と

作り方が載っている本です。

 

食器ではないものを作るのもおもしろかなと思い

読み進めて

ふと気づくと、どこにも焼成のことが

書かれていません。

 

よく見たら、

サブタイトルが

「焼かない陶芸」でした。

ありゃ(^^;

 

通常、陶芸では素焼きと本焼きをすることで

土の強度があがります。

 

焼かない陶芸では、

石粉粘土(せきふんねんど)というものを使うそうです。

 

Wikipediaによると、

石粉粘土とは、石を粒の均等な粉状に砕き、接着剤など薬品を混ぜて粘土状にしたもの。

とのこと。

 

手芸店で購入できる物ですが、

最近では100均でも似たような物があります。

 

成形後にアクリル絵の具を塗って仕上げるそうです。

 

焼かないので、

自宅ですべての作業が完成できるのが

魅力です。

 

全体的に

西洋陶器のイメージの作品が

多く掲載されています。

 

私の目が止まったのは

手桶。

 

木の片手桶の形で、ウェスタン風なのですが、

桶の部分にくしで筋目を入れているところや

鋲のようなものが装飾されていて、

なかなかにカッコイイ雰囲気が気に入りました。

 

これは陶土で作って焼成したら

いい感じになりそうな気がします。