SPICY GARDEN

陶芸分科会女子......あれから30年!

陶芸(陶磁器)本のレビュー-読み物

京焼 その歴史と展望 藤岡幸二

1.京焼以前 7世紀初めごろの窯が京都市街の北部、岩倉から発見されている。 8世紀の末期平安京の建設が始まると瓦製造で活気を呈し発展していった 平安京が完成後には官立の焼き物工養成所がつくられ、瀬戸などから来た工人が卒業したという記録が残っている…

「週末陶芸のすすめ」 林寧彦 晶文社

サラリーマンとして CMプランナーのお仕事をされるなか、 一生の趣味が持ちたいと 陶芸を始めた林さんの自伝。 ゴルフもやってみた、 釣りもやってみた、 でも違った。 陶芸教室に行ってみたら、はまったそうです。 わかる、その気持ち〜、と 共感しながら …

「民芸とは何か」 柳宗悦 青空文庫

目次:第一篇 なぜ民芸に心を惹かれているか第二篇 民芸から何を私が学び得たか私の感想民芸についての説明とか、自分が惹かれている理由を解説しているとかそんなレベルではなく、ものすごくロジカルに、民芸が素晴らしいでしょ、ね、そうでしょ?(そうじ…

「もっとうつわを楽しむ」 SML 株式会社エクスナレッジ

この本の内容 ふだんのうつわ「使う・選ぶ」のヒント集 白いうつわ 色のうつわ 柄のうつわ 染付のうつわ いろんな形のうつわ グリーンとうつわ おもてなしコーディネイト 見せる収納で美しく アウトドアにもうつわを 作り手のくらし 大谷製陶所 LABORATORIO …

食器は料理のきもの 北大路魯山人 青空文庫

この本の内容昭和十年に書かれた北大路魯山人の随筆青空文庫で読めます。 (青空文庫は無料のネット書籍です。) 私の感想北大路魯山人さんは、陶芸家かと思っていましたが、料理人です。陶器製作は、「料理同に目覚め、ものを美味く食うため」なんだそうで…

「オブジェ焼き」八木一夫 講談社文芸文庫

この本の内容 八木一夫の陶芸随筆 背表紙より、 京都五条坂の陶芸家の長男として1918年に生まれ、自己内部の純粋な感情表出としての作品を求めた末に、非実用のオブジェ焼きに到達した造形作家の八木一夫。 「ザムザ氏の散歩」等の実用を排した多くの傑作を…

「バーナードリーチ再考」エドモンド・ドゥ・ヴァール 思文閣出版

この本の内容 幼い頃からリーチの書籍 「陶芸家の本(A Potter’s Book)に親しんでいた著者による リーチについての研究を表した本 リーチが20世紀のイギリスにおいて、 どのように賞賛され、 また批判されたのかを知る事が出来る。 巻頭には、 本人の写真…

「リーチ先生」 原田マハ 集英社

この本の内容 横浜のとある食堂で働いていた 沖亀之助が高村光太郎と出会い、 高村家の書生に。 これまたロンドンの美術学校で 高村光太郎と出会った バーナードリーチが日本に来て 高村家にお世話になる。 亀之助はリーチの弟子になり、 リーチと共に陶芸と…

「陶芸考」 清水穣 現代思潮新社

この本の内容 1920年代頃からを現代と捉え、 陶芸家たちの歩みを評論家が解説 日本の現代陶芸は、柳宗悦らの民藝運動と、 荒川豊蔵、加藤唐九郎による桃山陶復興に 発している。 両者ともに、現在に到るまで 多くの陶芸家や陶磁器愛好家の 価値観に影響して…

「アジア陶芸史」 出川哲朗 中ノ堂一信 弓場紀知 昭和堂

陶芸の芸って何?! ずっと疑問に思っていた事です。 陶芸ってなぜ「陶」の「芸」って言うのかなと。 陶芸家は「芸人」の中に含まれるのかな?と。 なんだか、しっくりこないのです。 この本が教えてくれたのは 陶芸の芸は、芸術の「芸」だということ。 まえ…

「骨董ハンター南方見聞録」 島津法樹 講談社

陶磁器の価値は どのように決まるのか。 そんな疑問から、手にした一冊。 骨董品についてあれこれ説明した本は 難しすぎるので、 読み物として楽しめるものから 始める事にしました。 アジア旅行に興味もあり、 「南方見聞録」というタイトルにも 惹かれたか…