SPICY GARDEN

陶芸分科会女子......あれから30年!

「アジア陶芸史」 出川哲朗 中ノ堂一信 弓場紀知 昭和堂

陶芸の芸って何?!

 

ずっと疑問に思っていた事です。

陶芸ってなぜ「陶」の「芸」って言うのかなと。

 

陶芸家は「芸人」の中に含まれるのかな?と。

 

なんだか、しっくりこないのです。

 

この本が教えてくれたのは

陶芸の芸は、芸術の「芸」だということ。

 

まえがきに

本書を陶磁史としないで、陶芸史とあえて呼ぼうとした背景には

陶磁器の芸術的な側面を強調したかったからである。

とあり、

 

「芸術」の「芸」だったのだと

分かりました。

 

あーすっきり。

 

頭の中に「問い」を持ち続けると

潜在意識が答えをさがしてきてくれると

聞いていましたので、

それを体感した気分です。

 

本の内容は

中国、韓国、日本、

東南アジア(タイ、ベトナムミャンマー

西アジア(スラーム)において

 

石器時代から現代にいたるまで

どのような陶磁器が作られ、使われ、

何に影響を受けたのか

どんな技術が使われていたのかが

 

写真(白黒)つきで

細かく解説されています。

 

かなりの読み応えがあり、

事前の知識量によって

理解度のかわるものだと感じました。

 

まずは、写真を見ながら

陶磁器用語をさらうという感じで読みました。

 

もっと知識が増えたら

また戻ってきたいと思える本でした。