陶芸の芸って何?!
ずっと疑問に思っていた事です。
陶芸ってなぜ「陶」の「芸」って言うのかなと。
陶芸家は「芸人」の中に含まれるのかな?と。
なんだか、しっくりこないのです。
この本が教えてくれたのは
陶芸の芸は、芸術の「芸」だということ。
まえがきに
本書を陶磁史としないで、陶芸史とあえて呼ぼうとした背景には
陶磁器の芸術的な側面を強調したかったからである。
とあり、
「芸術」の「芸」だったのだと
分かりました。
あーすっきり。
頭の中に「問い」を持ち続けると
潜在意識が答えをさがしてきてくれると
聞いていましたので、
それを体感した気分です。
本の内容は
中国、韓国、日本、
西アジア(スラーム)において
石器時代から現代にいたるまで
どのような陶磁器が作られ、使われ、
何に影響を受けたのか
どんな技術が使われていたのかが
写真(白黒)つきで
細かく解説されています。
かなりの読み応えがあり、
事前の知識量によって
理解度のかわるものだと感じました。
まずは、写真を見ながら
陶磁器用語をさらうという感じで読みました。
もっと知識が増えたら
また戻ってきたいと思える本でした。