SPICY GARDEN

陶芸分科会女子......あれから30年!

「陶芸 ろくろのテクニック」マリーチャペロウ グラフィック社

この本で学べる事

均一な厚みでろくろを挽く方法

高台の種類と作り方

蓋の種類と作り方

 

 

この本の特徴は、

ろくろ成形が分解写真になっていることと、

それぞれの段階での断面図が見られる事です。

 

特に、高さを出して行く途中で

壁の厚みがどうなっているのか、

途中段階での断面図と

指の当て方が解説されています。

 

垂直な花瓶にはじまり、深い鉢、皿、

ケーキスタンド、蓋物

ティーポットまで12種類の挽き方と

断面図が見られます。

 

削りについては、

削る前と、削った後の断面図が見られます。

 

蓋については

9種類の作り方の解説と、

こちらも断面図を見る事ができます。

 

 

私の感想

 

回転板のどの位置に手をおいて挽き上げるのかは、

ろくろの回転の仕方によって異なりますが、

本書は手前に手を置いて引き上げてから、

次に右側に手を置いて伸ばしていました。

 

海外の人の動画に多いパターンで、

たぶんろくろは左回転なのだと思います。

 

私は右回転でやっているので

反対をイメージしながら読みました。

 

最終的にきれいな器を作るには、

全体の厚みが均一であることが

重要です。

 

椀や湯のみを作る場合、

最初に中心に穴をあけてから、

高さを出すのが最初の難関だと感じていたので、

参考になりました。

 

ろくろを回転させてつくると、

正円のものしか作れないかと思っていましたが、

楕円形のオーブン皿の作り方が載っていて

参考になりました。