SPICY GARDEN

陶芸分科会女子......あれから30年!

「10分陶芸」吉田明 双葉社

陶芸は作品になるまで時間がかかりすぎだと感じることがあります。

 

成形して

乾燥して

素焼きして

釉薬かけて

本焼して

 

この肯定で、陶芸教室だと最短でも1ヶ月。

 

焼成のスケジュールによっては2ヶ月ぐらいかかります。

 

それが、この本で紹介されているやり方だと、

なんと、10分!

 

こんな時短陶芸は見た事がない!

 

ものすごい衝撃でした。

 

その秘密は、

電子レンジと、

七輪を使う事にありました。

 

10分は究極なのですが、

実際に作業の流れとして紹介されているのは、

 

1、電動ろくろで、2分で成形

2、ドロドロのまま電子レンジに入れて5分

3、だしてすぐに七輪へ

4、焼成時間3分

5、水につけて冷まして、はいできあがり。

 

ほ、ほんとだ。

全部で10分。

 

時短は、とても嬉しいですが、

10分じゃなくても、

1日で完成すればいいなぐらいの感覚であれば、

 

成形にもう少し時間をかけられるし、

素焼きと本焼きにわけて

七輪で2度焼きすることも可能です。

 

2度焼きの合間に、

釉薬を掛ければ、

作品の幅も広がります。

 

この本でもう一つの衝撃を受けた事があります。

 

それは、

身の回りの物が釉薬として使えるということ。

 

紹介されているのは、

「クレンザー」

 

クレンザーを水に溶かして

筆で素焼きの器にチャチャーっと

塗ってるではありませんか!

 

出来上がった作品(ここでは「ぐいのみ」)は

緑がかった白のガラス質の

つやつやした出来上がりになっています。

 

珪酸化系の鉱物が研磨剤として含まれている。

さらに洗剤はアルカリ分なので、そのまま釉として使える。

 

とのこと。