SPICY GARDEN

陶芸分科会女子......あれから30年!

 

10分陶芸の本を読んだときに、

クレンザーを水で溶かすと

釉薬の代わりになる。

という文章を読んで、

 

なんのこっちゃ?

と思っておりましたが、

この本を読んで、

その意味が分かりました。

 

釉薬の基本原料は3つ。

シリカ(珪酸分)

アルカリ類

アルミナ

 

その基本原料に、

灰や、金属をまぜて

色を出したり、

つや感を調整したりしていきます。

 

クレンザーといえば、

洗剤ですから、アルカリです。

こすって汚れを落とす為に入っているのが、

珪酸の粉だそうです。

 

アルミナは入っているのか分かりませんが、

釉薬のつなぎの役目なので、

何となく素焼きの素地に釉薬がくっついてくれるようであれば、

無くてもなんとかなるのかもしれません。

 

実際に10分陶芸で見た

クレンザー釉も、

市販の物より雑な付き方のように

見えました。

 

素地への付き方を

もっと均一にしたかったら

アルミナ(カオリン)を足すと

いいのだろうという結論になります。

 

そうやっていろいろ調合しながら

テストを繰り返すのも楽しそうです。

 

この本、とっても分かりやすかったです。

 

混ぜる割合と色の見本があるので、

すぐにやってみる事が出来そうですし、

(道具と材料さえあれば)

 

もっと踏み込んで、

「ゼーゲル式」という

解説があります。

 

こちらはもうちょっと

勉強してから、読み込んでみたいところ。

 

最後のQ&Aでは

実際にテストしていったら

ぶつかりそうな問題について

回答してくれています。