SPICY GARDEN

陶芸分科会女子......あれから30年!

「古伊万里に魅せられた暮らし」 私のアンティーク特別編集編 株式会社学習研究社

この本の内容

1章 暮らし拝見

古伊万里に魅せられた人たちが

どんな風に、飾ったり

テーブルセッティングして使ったりしているのかが

紹介されています。

 

和室あり、

在日外国人のお宅ありと

お部屋の様式を問わず紹介されているところが

見所です。

 

2章 カタログ特集

そば猪口がずらり。

 

3章 いいものを見つけに

全国の古伊万里と出会えるお店

 

4章 もっとしりたい

古伊万里入門

白地に青の染め付けがすてきな

古伊万里ですが、

色絵も豪華で有名です。

 

色絵の誕生は朝鮮から

磁器の技法がつたわってから

30年ぐらい経てから

作る事ができるようになったとのこと。

 

柿右衛門様式と鍋島様式の解説

 

 

私の感想

 

器や水注など、

それぞれの柄や形を見る事も

楽しいですが、

 

食べ物が盛られているところとか、

実際に部屋に飾られている様子などを

見てみたくて手に取りました。

 

骨董を置く、使うとなると、

和風なテイストが強くなりすぎるような

気がしていましたが、

 

フレンチ風に

お皿の上にお皿を置く

テーブルセッティングなど、

マネしたいと思うものも多かったです。

 

骨董の世界でよく聞く

柿右衛門」って

初めて色絵磁器の焼成を成功させた人

だったんですね。

 

江戸時代は、

磁器、陶器は高級品で

上手ものと言われていて、

献上品でもあったとのことで、

 

藩のおかかえの窯、藩窯があり、

鍋島藩おかかえの窯で雇われた陶工たちは、

鍋島様式という限られた色使いで、

格調高い製品を作り上げていたそうです。

 

陶芸の上達のために、

と思って始めた読書だけど、

なんだか歴史と文化の勉強みたいに

なってきました。