この本の内容
小学生向けの本です。
はじまりもの体験シリーズ⑤ということで、
他シリーズには、
わら細工、竹細工、木工細工などが
あるようです
縄文土器の作り方、
野焼きの仕方
後半には、
オーブン陶土を使った
皿、キャンディボックスの作り方
焼き物の歴史年表
私の感想
漢字に全部ふりがながふってあるので、
読んでる自分がちょっと
恥ずかしくなったりしつつ、
そこも含めて楽しめた一冊です。
「縄文土器は力強い装飾にあふれた物が多い」
とあり、
その「力強い装飾」が魅力的な
土器が紹介されていました。
国立博物館に収蔵されているとのこと。
お手本になっているのは、
加曽利E式土器という名前の
縄文土器で、
30センチぐらいの高さの物。
それを再現する
作り方が写真と共に解説されています。
模様をつける道具は、
竹べら、貝殻と、
棒にひもを巻き付けたものです。
土器と陶器の主な違いは、
焼成温度です。
野焼きで作る土器は、
700度〜800度くらいで焼成されているので、
水分を吸い込みやすいのが特徴とのこと。
窯の技術が朝鮮から伝わって、
さらに高温の1100度以上で
焼成されるようになってからのものを
陶器と言います。
その辺の事も年表を読みながら
学べて、
小学生向けとはいえ、
十分面白かったです。
野焼きについても、
一日のタイムスケジュールで書いてあり、
何時間ぐらい、
どのように焼成するのかが分かりやすいです。
野焼きするときは
子供の出番はあまりないかな。
火傷や火事にかなりの注意が
必要な作業だと思います。
焼いて、冷まして、
最後に取り出した土器についた灰を
水で洗い流して出来上がり。
感動体験ができそう〜と想像しました。