この本の内容
知っておきたい名窯基礎知識
スペイン
ヒメノ
リヤドロ
アンダルシア
マドリッドとその付近
ヴィスタ・アレグレ
コニンブリガ
ボルダロ・ビニェイロ
私の感想
カラフルに絵付けされた食器が
目をひく一冊です。
橋の装飾や建物の壁面にも、
陶器のタイルが張り巡らされて
美しい写真をみながら、
地震のない国なんだな。。
と現実的なことを思ってしまいました。
そんな中、
スペインのリヤドロのページには
陶器の人形がずらり。
リヤドロ社は食器類は
ほとんど生産していないのだとか。
陶器そのものが、
人々のほほえみをもたらす人形たち。
美しさに、
見入ってしまいました。
ポルトガルの陶芸は、
スペインから学んでいるが、
アラブの影響があるそうです。
ローマ時代の遺跡から見つかった
モザイク画をあしらった陶器の写真は
これが手書きとは
職人さんの技量はどれだけのものかと。
いままで何気なく見ていましたが、
感心すると共にリスペクトを感じるものばかりでした。
すべての産地の紹介に
地図があり、
歴史や文化の説明が加えられていて
読み物としても興味をかきたてられました。