この本の内容
フードスタイリスト、高橋みどりさんが自分の「好き」とこだわりをもって丁寧に集められた器、「わたしの器」
「あのひとの器」の章は著者が出会ってきた、素晴らしい器使いの方6人の器と料理。
私の感想
片口とは、丸いお椀の一部が
注ぎ口の形になっている器です。
私の食器棚には一つもなく、
汁物を注いだりする料理もしないので、
必要とも思っていなかったのですが、
本書は、著者の片口への偏愛から始まっていて、
煮物をよそった写真、
ミニトマトのサラダ、
お漬け物、納豆まで
全部、ワンラクアップした料理に見えるのが
不思議な感じ。
私も自作で食器棚にそろえたいなと
思わされてしまいました。
小皿も片口のものがあると、
豆皿とならべたときに
アクセントになり、
素敵です。
日本酒のための
「豆皿を並べた、ほろ酔いセット」の写真が
とても気に入りました。
どんなセットかというと、
輪花の豆鉢にはイカの塩から
織部角豆皿には銀杏
円い豆皿におじゃこ
片口豆皿にはジャガイモの煮物のようなものが。
横一列にならべてる様子が
とてもかわいらしく
なにより、
おいしそうです。
器とは、料理が盛られて完成するもの
という著者の言葉がささりました。
料理も、盛りつけも上手になりたいと
改めて感じました。