この本の内容
さや鉢焼成の材料・道具
さや鉢の種類
成形と焼成方法
緋襷(ひだすき)水差し
練込炭化花器
古信楽壷
備前焼締板皿
伊賀ビードロ筒花入
備前焼締花入
色化粧炭化四方皿
白マット釉炭化マグカップ
灰釉白化粧一輪差
抜蝋釉化粧幾何学文ビアマグ
灰釉焼締小鉢
私の感想
元々は、薪窯で発生する灰が器につかないようにするために
使用されていたさや鉢。
現代では、
その灰を使って味をつけるための
焼成方法に使われるようになったそうです。
鉢のなかに、
作品と一緒に藁や炭を入れて焼く事で、
灰になった藁や炭が自然の模様をつけるという
焼成方法で、
かなり渋い出来映えです。
ポップなテイストが好みの私としては
あまり手の出ない焼成方法ですが、
どんな出来映えになるかは、
出してみないと分からないところに
面白みがありそうです。
本書では、作品の成形方法から、
さや鉢への詰め方が詳細です。
窯から出すときのポイントは
窯の壁を傷つけないようにすること。
鉢の蓋をあけるときは、
中の灰が飛び散らないようにする事だそうです。
なるほど!