SPICY GARDEN

陶芸分科会女子......あれから30年!

「おおらか金継ぎ」堀道広 実業之日本社

この本で学べる事

自宅で金継ぎをする方法

 

本物の漆を用いた「もっとも」伝統的なやり方で、

 

「もっとも」簡略化したやり方

「もっとも」体に害のないやり方

「もっとも」お金のかからないやり方

 

 

この本の内容

 

割れ、欠け、ひび、ほつれ

それぞれの治し方をまずは

ざっくり工程表で紹介

 

必要な材料、道具

工程がすべてカラー写真つきで

説明されています。

 

漆かぶれについての

説明あり。

材料店の紹介リストあり。

 

 

私の感想

 

自作の器も、

愛用しているうちに、欠けたり、ほつれたり

してきました。

 

金継ぎで補修すると

ちょっと可愛くなったりすることもあるので、

自分で出来るといいなと思い、

入門書として手に取りました。

 

「欠け」とか「ひび」という言葉は

すぐ分かりますが、

 

「ほつれ」というのは、

なんというか、削ぎ取ったように

一部分がなくなってしまった状態のことをいうと

知りました。

 

漆を使う事は

知っていたのですが、

 

こんなに時間のかかるものとは

思っていませんでした。

 

完成までに

「一晩ねかす」とか、

「一週間ねかす」という工程が

何度もでてきて、

 

完成までに、

約1ヶ月ぐらい

かかります(驚)

 

自分で作った器を修理するより、

自分でもう一度同じ器を作った方が

早いかもしれないのです。

悩ましい。。。

 

それでも、修理したいと

思われるような器とは、

 

旅先で購入した時の楽しかった気持ちとか

一緒に食事をした人との貴重な思い出などが、

詰まっている器なのかもしれません。

 

壊れても捨てられないものを

再生させて

出番をあたえられる

技術として、

 

覚えたいなと

思いました。