SPICY GARDEN

陶芸分科会女子......あれから30年!

手作り作品販売において、お金以外の対価があるのか?

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私が現在陶芸に通っているところは、教室ではなく、

地域の「自主運営クラブ」です。

 

年に一度、地域のお祭りがあり、

やきとりをはじめとする出店などに混じって、

メンバーが作ったものを販売しています。

 

以前に通っていた陶芸教室では年に1度作品展があり、

その年に生徒が作った作品を中心に、

先生の作品も交えて、素敵な展示をしていただいていました。

作品が引き立つように工夫していただいていると感じていました。

 

発表会的なものでしたので、

生徒の作品はもちろん、

先生の作品も販売されることはありませんでした。

 

作品展で、販売コーナーを設けるかどうかは、

教室や先生の考え方、運営方法によるようですが、

法人として陶芸教室を運営する場合には、

「生徒の発表する場があること」が条件にあるようです。

 

さて、今月(2018年10月)

地域のお祭りが開催されました。

 

1年間、コツコツと作りあげてきた作品に

値段をつけて、展示販売しました。

価格は、ほぼ原価(粘土代と焼成代の合計ぐらい)です。

 

時間がたって、

私の作品もポツリポツリと売れていっているようでしたが

正直、売上に期待する気持ちはないまま。

 

作品の中には、

「このカップのデザインは私の何かを表現している」

けれど、「あまり人から好まれなさそう(一般的じゃないな)」と

私が勝手に思っているカップがありました。

 

そのカップが売れていったときのこと、、、

 

何かが心に、

ふわ~っと。。。。

来ました。

恋?!みたいな。(あえて例えるなら。)

 

ひとつの物に二人で「共感」した時のような

喜びの感覚。

 

その方が、そのカップを選んだ理由が、

私が思っている理由と一致したかどうかは分かりませんが、

事実とか真実とか、実際のところはどうでもいいんです。

 

 

これってまさに

「お金以外の対価」を頂いたといって

いいのではないでしょうか?

 

そして

自分が、自分で「喜び」の感覚に

気づけたことが大事。

  

人が喜びとか幸せな気分を感じる理由は

様々あると思います。

 

学習塾か何かのCMで

「ヤル気スイッチ」が背中についている映像がありました。

 

あんなふうに、

自分という人間を幸せ気分にしてくれる

「喜びスイッチ」というのも

あるのではないでしょうか?

 

そのひとつが、

「共感を得られたと感じる事」かもしれないと

思った出来事でした。

 

そんな「場」を自分に用意してあげるためにも、

歌でも、料理でも、手芸でもいいので、

(もちろん、陶芸をおすすめ!)

「自分の嗜好を表現できるもの」を持つことが大切だと思いました。