陶芸教室の「ステレオタイプ」なイメージというと、
お天気の良い平日の午後、定年を迎えた高齢者がのんびりの土いじりをしている。
よく見ると、男女混じっていて、過去の武勇伝や、孫の話題などを談笑しながら、
デザインはちょっと骨董風だけれど、
思いのこめられた作品をひとつひとつ丁寧に作っている。
といった感じでしょうか?
これだと、20代、30代で陶芸に興味を持ち、
教室に通ってみようかと思ってはみたものの、
「生徒さんの中で、自分は浮いちゃうかも」
と考えて、二の足を踏んでしまいますよね。
実際はどうなのか、陶芸教室の話をしてみたいと思います。
- 陶芸教室の探し方
私の場合、自分の生活圏のなかのどこに陶芸教室があるのかも分からなかったので、
まずは、検索サイトで、「駅名+陶芸教室」といれて検索してみました。
考えていたよりも多くヒットして驚いた記憶があるので、
ぜひやってみていただきたいです。
その後、自宅に近いところと、職場に近いところとをいくつかピックアップして、
HPを見てみました。
どの教室も講師がオーナーであるといった個人教室でしたので、
HPにその方の個性と言うか教室の雰囲気が表現されていると思います。
ですので、「なんか良さそう」と思えるところに行くのがいいと思います。
- 感性に合う陶芸教室を探すには
教室のHPを見るときは、場所や時間、金額、などをざっと頭にいれたあと、
自分の感性にあっているかどうかをポイントとしてみるのがいいように思います。
「なんかよさそう」の「なんか=自分の感性」ですので、
自分がどう感じたかを言葉で表してみると、
「どこが良いのか」がより明確に出来ると思います。
特に作品紹介ページをご覧になるのがいいと思います。
ほっこり系の作品が多いなとか、洗練されたシャープな作品が多いなとか、
紹介されている作品におおまかな共通点がでているかもしれません。
教室の生徒さんは、ほぼ同じ種類の土と釉薬を使って作品を仕上げているので、
ある程度似たり寄ったりのテイストで出来ることが多いです。
それは、自分もそういったものが作れる可能性が高いということでもあります。
また、先生や講師の方の略歴や、教室とは別に個人のHPなどあれば
是非見てみてください。
- 生徒さんの年齢層
私の通った都内の陶芸教室で、平日の夜クラスに行っていました。
生徒さんは、私を含めてほとんどが会社帰りのサラリーマンで、
女性が大かったです。
男性もちらほら。
なかには、高校生のときから通っているという大学生の女の子が来ていました。
お休みした分の振替や、仕事が休みのときに昼クラスに参加すると、
主婦業をされている方や、高齢者が多かったです。
- 生徒さんよりも、先生に注目
「友達を作りたいから」とか、
「コミュニティに参加したいから」という理由で教室に通う場合の
教室の探し方にはあてはまらないかと思いますが、
「作品を作ってみたいから」という理由で教室をお探しの場合、
生徒さんの年齢層は「気にしない」のがベストだと思います。
結局、作陶は一人でするものですし、
教室内のおしゃべりに参加する義務はないのです。
教室の先生がそのあたりの雰囲気作りはある程度してくれます。
また、一人ひとりを個別指導してくれる場合がほとんどのようです。
そういった意味では、先生のお人柄は気にしてみてもいいかもしれません。
同世代の先生が見つかれば、陶芸に関する話も、
その他のコミュニケーションもしやすいと思います。
体験教室に行ってみて確認されるのがいいと思います。
- まとめ
検索サイトで、「駅名+陶芸教室」といれて検索する。
教室のHPの、作品紹介コーナーと、講師の紹介をよく読む。
自分の感性にあった作品が紹介されていたり、自分と同世代かちょっと上の年齢の先生がいたりする教室を見つけてみる。
体験教室に申し込む!百聞は一見にしかずです。
まずは通い続けられそうな場所にあることが大前提ですが、
いくつかの教室や工房があると分かった後の選び方について書いてみました。
体験教室に行ったからといって、
勧誘されるようなことはまず無いと思いますし、
体験から入会まで時間がたっても問題ないところがほとんどだと思います。