SPICY GARDEN

陶芸分科会女子......あれから30年!

「北斎漫画2 森羅万象」 青幻舎

この本の内容

葛飾北斎(1760~1849)が

弟子たちに絵の手ほどきをするための

教科書として描いた絵手本。

 

それが「北斎漫画」である

 

漫画と言っても、

現代のマンガではなく、

「漫然と描いた絵」とのこと。

 

4000以上ある画を

テーマ事にまとめて

全3巻にしたものの、

第2巻が本書です。

 

 

私の「そうだったのか!」ポイント

 

北斎は勝川春章(1726-1793)という

浮世絵師のお弟子さんだった。

 

この地上にあるもの、

起きている事のすべてが

自らの師と言っていた。

 

北斎は当時の町人としては

破格の知識人だった。

 

琉球八景というシリーズを描いているが

琉球には行っていない。

 

北斎の時代に

「風景画」というコンセプトは

無かった。

 

私の感想

 

森羅万象というテーマでまとめられているので、

動物、植物、場所、

自然現象(雨、霧など)が

描かれていて、

 

何の絵なのかを

文字で示しているところが、1巻と違うなと

感じながら、読みました

 

読んだというか、

観て楽しんだと言った方が正確か。

 

表紙の絵は

「獏」ばく。

 

動物シリーズは、

獅子とか、龍とか

架空のものも多く、

 

龍の絵が好きでした。

 

ちなみに、

カッパもいるのですが、

頭の上にお皿が無いです。